アメリカで、アパートの審査に落ちまくった~クレジットカードさえ作れなくて辛い

アパートの審査に落ちました。クレジットカードの審査にも落ちました。しかも複数回。

私のようにアメリカでクレジットカードを使った経歴がなかったり、過去にカードの支払いを踏み倒したり、自己破産の履歴があると、スコアが下がり、最悪の場合、アパートを借りたり、クレジットカードを作ることもできなくなります。

私はアメリカに来てから3年半も経つのに、これまでクレジットカードを一切使わず生活してきたため、つい最近アパートの審査に落ちるまで、アメリカではクレジット・スコアなるものがすごく重要という認識を持っていませんでした。

また、審査の際に、アパートや金融機関から信用会社に私の信用履歴の問い合わせがあるのですが、あまりに多く問い合わせが入ると、”Too many Inquiries”ということで、信用スコアが下がります。 私は、審査に落ちる→信用スコアが下がる→審査に落ちる→信用スコアが下がる、の繰り返しで負のスパイラルに入ってしまいました。

現在は、普通のクレジットカードが作れないために、信用力の低い人向けに発行される金利や会費の高いクレジットカードを作って、信用履歴をコツコツ上げる以外にスコアを上げる術がなくなってしまいました。

今後私のようにアパートの審査に落ちまくり、現地の普通のクレジットカードの開設もできないという悲劇を繰り返さないために、クレジットスコアの仕組みと対策をここで簡単に解説しておきたいと思います(笑)

スポンサーリンク
広告




クレジット・スコアとは

要するに、お金を借りたときに、その人が返済しそうなのかどうかを表す指標です。 アメリカ社会では、クレジット・スコアといって個人の信用力を数値化したものがアパートの審査やクレジットカード開設の審査、金利の算出などに利用されています。

クレジットカードの返済履歴、残高、使用履歴の長さなどがスコアに影響し、高ければ高いほど信用力が高くなり、高級アパートを借りたり、低コストで高額のローンを組んだりすることが出来ます。ニューヨークやサンフランシスコなどの高級アパートを借りる際には、非常に高いクレジット・スコアが求められます。残念ながら、いくら日本で資産を持っていても、ゴールドカードを持っていても、アメリカのクレジット・スコアにはほぼ無関係ですので、アメリカ生活のクオリティを上げるためには、現地で地道にクレジット・スコアを上げていくことが必要となります。

アメリカでは、The Fair Isaac Corporation(略してFICO、日本語でファイコ)という会社によって算出されるファイコ・スコアというものが幅広く使われています。スコアは、300~850で、高ければ高いほど信用力があります。620以下は「サブプライム」と見なされ、信用力の低い借り手という扱いを行けてしまいます。

クレジット・スコアに影響を及ぼす要因

クレジット・スコアに悪影響を及ぼす要因は以下の通りです。

クレジットカードやローンの支払い遅延

クレジットカードの借入限度の使い過ぎ

クレジットカード使用履歴がない

短期間にたくさんのクレジットカードやローンに申し込む

クレジットカードの口座を閉じる

自己破産、住宅の差し押さえ、医療費の支払い

私の場合、クレジットカードの使用履歴がなく、また学生の際に20ドルの支払いを不注意で踏み倒しており、クレジットカードが自動的に閉鎖になっていたので、これが悪影響を及ぼしスコアが603になっていました。 (*私のクレジットカードは自動引き落としでなく、自分で支払いの手配をしなければいけないものだったのですが、日本のクレジットカードのように自動的に引き落とされると思い込んでいたために、結果支払い遅延、踏み倒しとなりました。)

その後、アパートの審査に落ちたり、クレジットカードの審査に落ちているので、現在のスコアは恐らく500台だと思われます。

クレジット・スコアを上げる方法

クレジットカードを開設し、使用履歴を積み上げる

使用枠を限度額の2割~3割以下に抑え、意識的にクレジットカードを使う

作った口座は絶対閉鎖せずに使い続ける

支払いは必ず期日内に行う

短期間にクレジットカードを複数作らない

短期間にアパートの申請を複数行わない

銀行口座、クレジット・カード、分割払い(自動車ローン、住宅ローン)などを組み合わせる

在米歴の長い方に、限度枠が大きいということで現地のANAカードを勧められましたが、残念ながら私はクレジットスコアが低すぎて、審査に通りませんでした(汗)現地の口座を開くと、普通は数百ドルくらいからスタートですが、ANAカードだと枠が大きいようですので、普通に信用力のある方にはお勧めです。

私のようにクレジットスコアが低くクレジットカードが作れない方には、少しお金がかかりますが、信用力の低い向けに発行される金利や会費の少し高いカードに申し込んで、地道にクレジット・スコアを上げていくことをお勧めします。短期的にはお金がかかりますが、長期的には高いスコアを持っている方がアメリカ生活のクオリティが上がると思います。

その後

その後、上記に気を付けることで一か月半でスコアを55上昇させ、クレジットカードの枠も500ドルから1500ドルまで上げることが出来ました。次の記事でまとめたいと思います。

スポンサーリンク
広告




広告




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする