アメリカMBA、卒業後の初任給

アメリカのビジネススクールの公式ホームページでは、卒業生の初任給について詳細なレポートが確認できます。今回は50音順に表にまとめてみました。

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1.ざっくりと各校の初任給格差について解説

中央値で見れば、基本給が130,000ドルから150,000ドル、サイニング・ボーナスが25,000ドルから30,000ドルで大きな違いはありません。

ただ、給与水準の高いファイナンス業界や戦略コンサル業界に強いハーバード、スタンフォード、コロンビア、ウォートンの卒業生の給与が高めで、伝統的に公共・非営利の分野に進む学生が多いイェールの給与水準が低めになっています。

UCLAアンダーソンについては、データがなかったため2018年のものを使っており、インフレ分が調整されていません。2019年に初任給が全体的に跳ね上がったため、最新の数字はもっと高いと思われます。

2.表を見る上での注意

業績給・成果給が含まれていない

表には基本給とサイニング・ボーナスのみが含まれており、米系企業の給与体系で大きな割合を占める業績給や成果給は含まれていません。例えば米系投資銀行のニューヨークオフィスでは、基本給に更に8か月から10か月分の給与が上乗せされた水準(250,000ドル~)が、通常時には支払われており、景気の動向などによってこの変動給の割合が大きく変わってきます。ただし、基本給が減ることはまずありません。米系ファンド(所謂バイサイド)では、MBA新卒でも、基本給150,000ドル〜に加え、ボーナスが基本給の100%以上はつきますので、合計で300,000~400,000ドル程度はもらえます(*米国現地採用という前提)。税金も州によりますが、日本よりは安いです。バイサイドの日本オフィスの相場は知りませんが、MBA新卒でも2000万円から3000万円程度は貰えるという話をきいたことはあります。ロングショートのヘッジファンドでは、雇用リスクが高いですが、成績が良ければボーナスはもっともらえます。

サイニング・ボーナス

採用を決めた際に支払われる一時金のことで、優秀な人材を囲い込むためのものです。例えるなら、プロ野球選手の契約金のようなもの。

国別、地域別、業種別、職種別に給与格差が存在する

表は各校の全体の中央値をまとめたもの。給与水準の高いアメリカの中央値と、それ以外の地域の中央値は異なります。アメリカで就職した方が、数万ドル〜高い給料を得られるでしょう。日本に帰国する場合は、米系投資銀行や米系投資ファンドにでも就職しない限りは、表にあるような条件を提示されることはほぼあり得ません。

国別の格差程大きくありませんが、アメリカ国内でも地域により給与水準が異なり、同じ会社の中でも職種によって給与が異なります。

今回まとめた表以外にも、公式ホームページには、業種別、職種別、地域別に基本給、サイニング・ボーナス、その他の確定給与についての記載があり、学校を選ぶ上での参考になります。

3.職務経験があるからといって、採用側が基本給を上げてくれることは一般的にない

平均で見れば、1-3年程度の職務経験がある場合と、それ以上の職務経験がある場合で、卒業後の基本給にさほど大きな違いがない学校が多いです。従い、ビジネススクール入学前の経験が買われる場合も勿論あるものの、事実だけを見れば、入学前の経験が雇用者から評価され、それが給与に反映されることは一般的にはないようです。

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