イェール大学スターリング記念図書館

イェール大学の中心部に位置し、大学の象徴とも言えるゴシック風の図書館。1918年、卒業生ジョン・スターリングの遺贈1700万ドル(現在価値で約340億円)が原資となり、ジェームズ・ロジャーズによって設計され、1931年に開館しました。現在は、蔵書数約400万を誇る学内最大の図書館となっています。通路は合計で10.5キロメートル、各本棚を縦に並べると130キロメートルになるほど大量の本が保存されています。

ご覧の通り、壮大で重厚なゴシック風の建物ですが、至る所にステンドグラス、彫刻、紋章、壁龕などの装飾があり、3,300を超えるステンドグラス、本棚の装飾など細部も特徴的です。美しさ目を奪われてしまいます(※後で写真を追加します)。

建物は合計15層の書庫から成りますが、正確には7層の各階の間に中二階が設置され合計15層になっています。塔を鉄筋構造にすることで、伝統的なゴシック建築では困難であった縦の高さを実現、屋上には銃眼など精巧な装飾が施されており、お城のような建屋は空調施設になっています。

図書館の外観には、石のガーゴイル、浮き彫り細工、多言語の銘刻など豪華な装飾が施されています。正面入り口上部の浮彫細工は、クロマニョン人、古代エジプト、アッシリア、ヘブライ、アラブ、ギリシャ、マヤ、中国の古代言語で刻まれた古代文明の学術的偉業に関するものです。 中央部には中世の学者の彫刻、左ドアの真上にバビロニアのラマッス、右ドアの真上にカピトリーノの狼が彫られています。

入館すると身廊があり、18メートルを超える天井が目に入ります。ここでは鉄筋を使用することなく、石の積み方で建物の重量を支えるよう工夫してあります。館内には書庫、読書室、中庭、展示スペースなどがあります。

回廊
中庭
読書室

スターリング記念図書館のコレクションでは、4万5千点を誇るイェール・バビロニア・コレクションが有名です。モルガン財閥の創始者ジョン・モルガンが楔形文字の石板を寄付したことに始まり、現在は古代メソポタミアの手紙、印、その他工芸品等も所蔵されています。まだ翻訳されていない所蔵品が大量に存在しており、古代アッシリア専攻の大学院・PhDの学生は、それらについて論文で触れることを推奨されています。

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