
投資家に共通する欠点~情報量に比例して自信過剰になる人、物事の表面しか見ない人
40年に渡り人間の情報処理能力の容量を研究したノーベル賞受賞者ハーバード・サイモンによれば、我々は、
40年に渡り人間の情報処理能力の容量を研究したノーベル賞受賞者ハーバード・サイモンによれば、我々は、
私は、会社の業績予想に興味がありませんし、出来るとも思っていません。まっとうな投資とは、リターンを生むような良い会社に合理的な価格で投資することだと思いますが、現実には短期的な数当てゲームをしている非常に投機的な自称プロが多いように感じます。
SEC(米国証券取引所委員会)の調査では、 投資家の中でも特に機関投資家には
私は、ファンダメンタルズ分析に重きを置かない伝統的バリュー投資には否定的です。アンダーパフォームしているファンドに共通する特徴して、
1970年代から盛んになってきた投資信託のファンドマネジャーの研究では、プロは市場に勝てないとされています。日本、欧州、米国市場においてヘッジファンドの直近の成績はいかがでしょうか。
感情が人間の意思決定に与える影響を調べた実験です。
人間はその時々の感情の熱量によって、行動を支配されてしまうという感情移入ギャップの話。お腹が空いている時にスーパーマーケットに行ってしまうと、買いすぎてしまうなど。
イェール大学のシェーン・フレデリック教授(元MIT助教授)によれば、CRT(Cognitive Reflection Test)と呼ばれるたった3つの質問で、IQテストやSATよりも効果的に、私達のロジカルな判断力を測ることが出来ます。具体的な質問は以下の通り。
以前ご紹介した本の中では、人間の脳には意思決定を支配する2つのシステムが組み込まれていることと、投資において感情がロジックを支配する理由が紹介されています。
人間は自分の持っているものを高く評価し、手放したくないと考える傾向にあります。それは失うことによる損失を強く意識しすぎてしまうのが一因とされています。